うただの斎場の極意

住宅事情で変化しているお葬式の形態

2016年11月24日
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ひと昔前までお葬式は自宅で行うことが通例となっていました。その頃は自宅で亡くなることが珍しくなかったため、亡くなった場所でお葬式を行うというのは必然の流れだったのかもしれません。また、3世代での同居なども珍しいことではありませんでした。そのため家も比較的広く、親戚や知人が参列に訪れたり、宿泊したりする際にも特に困ることはなかったようです。

しかし時代が下るにつれ住宅事情も変化し、家族構成も変化してきました。今では集合住宅に一世代だけで暮らすということが当たり前の時代です。また、長寿の人も増えてきており、基本的には病院で最後の時を迎えるようになっています。その結果、自宅で執り行われるお葬式といのは激減し、斎場でもお葬式が増加しています。集合住宅というのは基本的に部屋数も少なく、壁も薄いため、お葬式を行うのに適しているとはいえません。

通路も狭く、棺を運ぶのは簡単ではないでしょう。もちろん普段住んでいない人が頻繁に出入りしているといのは、近隣の住民にとってもあまり心地よいことではありません。以上の様々な理由から、病院で亡くなった場合には、自宅に連れて帰ることなく、斎場に安置し、そこでお葬式を執り行うという流れができました。しかし、自宅でお葬式を執り行わないからといって、家族を失くした悲しみがないというわけではありません。

以前であれば斎場というのは、ただお葬式を執り行うための場所となっていました。最近は故人と最後の時間を共に過ごす場所という認識になってきているため、自宅にいるときのように過ごせる個室などが設けられている施設も増えてきています。自宅に故人を連れて帰りたいと希望する遺族は少なくありません。しかし、住宅事情の関係でそれが困難な場合も多くなっています。

それでも故人との最後の時間を大切にしたいと考える遺族のために、付き添い安置が可能なタイプもあります。ただ、付き添い安置が可能な施設というのは、やはり利用者が多く人気です。そのため、利用を希望する場合はお葬式の日程に影響があることを知っておいたほうが良いでしょう。

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